「最近の気になるニュースはありますか?」
「関心のあるニュースを教えてください」など
就職や転職時、面接官から質問されることがある『時事問題』。
一見世間話のように思えるこの質問ですが、気軽に気になるニュースを答えるのは危険です。
また日頃からニュースに関心がある方は答えやすい質問かもしれませんが、ニュースに興味・関心薄い方にとっては“答え方が難しい!”と悩んでしまうでしょう。
そこで本記事では面接時に時事問題を質問する意図や好印象を与える答え方のポイントについて詳しく解説いたします。
面接官が時事問題(最近の気になるニュース)を聞く3つの理由
面接官が時事問題を聞く理由には、主に以下4つの理由が考えられます。
- 社会問題への意識を図るため
- 価値観や感性を知るため
- 情報収集力を図るため
- 意思伝達力を図るため
それぞれ一つずつ、説明していきます。
1.社会問題への意識を図るため
面接官は時事問題という質問を通し、候補者が普段からどのくらい社会に目を向けて、どういった問題意識を持っているかを見ています。
教育や労働、環境問題など、身近な社会問題に対する情報収集力や当事者意識の高さを図っているのです。
仕事や日常生活に関わる問題に対し、興味や関心を持ち自分の意見をしっかり伝えることで社会性があると認識され、「入社後も協調性を持って活躍してくれそう」という良い印象を与えることができるでしょう。
2.価値観や感性を知るため
面接官は時事問題を聞くことで、候補者の価値観や感性を知ろうともしています。
あなたがどんなニュースに興味を持ちどんな問題意識を持ったか、そしてそのニュースを選んだ理由など、時事問題を通してその人がどういう人なのかを確認しているのです。
さらにその人柄が自社の社風に合うかどうか、社員との相性はどうかなども確認しています。
3.情報収集力を図るため
面接官が時事問題を出す理由として、候補者の情報収集力を見られていることがあります。
情報収集力とは、適切な情報を速やかに収集し精査できるスキルのことで、あなたが膨大な情報から目的に合った情報を集め、その真偽や確実性を見極めて必要な情報を選別できる人材か、ということを見ているのです。
4.意思伝達力を図るため
面接官は、時事問題を聞くことで意思伝達力があるかどうかも確認しています。
選んだニュースに対して、なにが問題でどういった意見があるのか、そして導き出した解決策など、一般論ではなく自分の考えを自分の言葉で伝えることが大切になります。
以上、答え方次第では面接官との世間話になってしまいネガティブな印象を与える危険性もあるため、時事問題の面接対策は慎重に進めていきましょう!
面接で聞かれる時事問題には必ず「自分の意見」を交えた答え方を◎
面接官に最近の気になるニュースについて聞かれた時、ニュースの概要だけを話す答え方ではNG。印象が悪くなってしまいます。
面接官は時事問題を通して、物事の本質や問題点を理解する力。そして自分の意見をしっかり持ち解決策まで考えられる人材かどうか、という部分を見ています。
スマートな答え方をするために、面接期間には積極的に情報収集を行い、物事に対して問題意識を持ったり、収集した情報はインプットするだけでなく、誰かに考えを話したり伝えることが重要になります!
時事問題に対し適切な答え方ができれば、入社後何かトラブルが発生した際にも「問題解決能力のある人材だ」という好印象を与えられるでしょう*
面接で話す時事問題はどう選ぶ?好印象を与えるニュース選びのポイント!
面接の時事問題で好印象を与えるにはどんなニュースを選ぶと良いのか、そのポイントをお伝えします!
- 自分の意見が言える「背伸びしない」ニュース
- 応募先企業に関連するビジネスニュース
- 旬なニュース
- 情報源の信憑性が確かなニュース
面接官に好印象な答え方ができるよう、一つずつ説明していきます。
ポイント①自分の意見が言える「背伸びしない」ニュース
面接官が聞く時事問題には、自分の意見を交えて話すことが大切!
そのため自分の意見が言いやすい「背伸びしない」ニュースを選ぶようにしましょう。
面接の場では好印象を残そうとつい難しいニュースを選びがちですが、ニュースの本質を理解し自分の考えを述べることができなければかえってマイナスの印象を与える事になってしまいます。
自分の興味があるニュースや得意分野のニュースを選び、自分の意見を伝えられるかというところを最重視しましょう。
ポイント②応募先企業に関連するビジネスニュース
面接で選ぶニュースとしては、「応募先企業に関連するビジネスニュース」を選ぶのが無難です。
特に転職の場合は転職先企業や業界に関わるビジネスニュースを選ぶことで、同時に仕事に対する意欲や情報感度もアピールすることができるのでおすすめです。
また自分の経験や知識を織り交ぜながら話せるので、オリジナリティも出やすいといえます。
とはいえ、就職活動の面接では就業経験が少ないため、社会情勢などの話題でも問題はありません。
ポイント③旬なニュース
面接の時事問題選びには、「旬なニュース」かというところにも気をつけましょう。
最近のニュースを話題とすることで、情報感度が高く、情報収集力があると評価してもらえます。
できれば直近1~6ヶ月以内に起こった出来事などは時事性があり、面接官に好印象を与えることができるでしょう!
逆に、話しやすいからと古いニュースを選ぶことで「この人は最新の情報に興味がない」「有効な情報収集が出来ない人」「時代の流れや変化に追いつけない人」だとネガティブな印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
ポイント④情報源の信憑性が確かなニュース
スマホの普及、SNSの発展など、インターネットを通じて誰でも情報発信できるこの世の中では「情報の信憑性」が重要なポイントになります。
特に新聞やテレビとは違い、ネットの情報は、ユーザーの興味を引くために内容が一部誇張されていたりフェイクニュースだったりする場合があります。
そういったニュースを面接の時事問題で話してしまわないよう、選んだニュースはメディア各社が公式で発表している情報かどうか、信頼できる情報源かどうかなど見極めましょう。
こんな答え方はNG!面接の時事問題で話すべきではない内容
面接の時事問題で避けるべき内容は、主に以下のような話題です。
- 個人的すぎる話題
- 政治や宗教関連の話題
- 芸能やゴシップの話題
- スポーツ関連の話題
身近な友人や家族、親戚に関する個人的なニュースや、芸能関係、映画、音楽などのエンタメ系などのカジュアルすぎるニュースは面接には適しません。
また政治や宗教、スポーツ関連の話題も、面接官側の支持や立場が分からないため、気軽に話題にするのは避けましょう。
面接の時事問題で答え方に悩んだら・・無料ニュースアプリおすすめ3選!
ここまで面接時に質問されることの多い時事問題の答え方について解説してきました。
しかし、いざニュースを調べるとなると「選ぶ時間がない」「新聞なんて買うお金もない」なんてこともあるかもしれません。そんな時は、無料のニュースアプリを活用してみてください!
Yahoo!ニュース:アクセス数の多い注目ニュースをランキング形式で閲覧可能
誰もがお馴染みYahoo!ニュース。
情報提供元は新聞社や通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌、個人の書き手が執筆する記事など、多種多様なニュースを閲覧することができます。
国内外問わず幅広いニュースを取り入れたい方におすすめです。
スマートニュース:時事問題には正直これだけでもOK!
スマートニュースは日常的な情報はもちろん、経済やIT、グルメ、エンタメなど多彩なジャンルを取り扱っているため、面接の時事情報を集めるならこれだけでも十分なアプリです。
「就活情報系」「時事問題系」「ビジネス系」など、それぞれジャンルを絞って閲覧できるので効率重視の方にもおすすめといえます。
NewsPicks:有識者の意見が知れるので深く時事問題を理解できる
NewsPicksは価値あるニュースを効率よく閲覧できるアプリです。
それぞれのニュースに対し有識者の意見も知ることができるのも特徴で、様々な考え方を学ぶことで面接の時事問題に大いに役に立つでしょう。
また一つのニュースに対し自分もコメントできるため、アウトプット力も鍛えることができます。
さらに話題のニュースには解説記事も出ているので、より深く時事問題を理解できるでしょう。
評判DBでは質の高い企業の情報を揃え、あなたの転職活動が成功するようこれからもサポートを続けて参ります。
是非、企業研修の際にもお役立てください。