就職や転職活動中、面接を受けた後にお礼メールは送った方が良いのか、送らなくても良いのか。例文はあるのか。
ネット上には様々な情報がある為、結局のところどちらが正しいのか悩む新卒者が多く見受けられます。
また、送る場合はどんな内容の文章を送ればいいのかなど、迷ってしまう方も多いはず。
今回はそんな悩める就職・転職活動者に向けて、面接後のお礼メールを送るメリットや例文、基本の書き方、注意点までご紹介致しますので是非、参考にしてみて下さい。
面接後のお礼メールは必要?評価は変わるのか
――就職や転職活動中、面接後にお礼メールは送った方が良いのでしょうか?
結論から言いますと、必ず送らなければならないということはなく、別にお礼メールを送らなかったとしてもマナー違反にはなりません。
一般的に就活の参考書や就活ガイドなどでは、面接後にお礼メールを送るように推奨されていることが多いですよね。たしかに『お礼メール』にはビジネスマナーをアピールできるというプラスの意味があり、有効となるお礼メールを送るのであれば「自分の言葉」で「分かりやすく」「簡潔に」送ることを意識すれば好印象を与えることができるでしょう。
しかし、人事は数多くの説明会を行い面接をこなし、日程の管理をしていますから「本日は面接の機会を頂き誠に有り難う御座いました。」などの”ザ・よくあるお礼メール”の様な定型文(例文)であるならば、送っても送らなくても評価は変わらないと思っておいた方が良いでしょう。
面接後にお礼メールを送る「メリット」
面接後にお礼メールを送ることには、どんなメリットがあるのでしょうか。
<メリット1.熱意の高さを伝えることができ、面接担当者の印象に残りやすい>
面接後にお礼メールを送るメリットの1つ目は、熱意の高さ、つまり本気度を伝えることができるという点です。
面接官は、就活・転職者が複数企業の面接を受け、更には全ての企業で第一志望である事を伝えているだろうと予測しています。
そこで、気持ちのこもったお礼メールを送る事ができれば意欲や志望度を汲み取ってもらうことができ、面接担当者の印象に残る存在になれる可能性があります。
また、この様な企業への熱意は就活・転職活動において非常に重視される要素になります。
<メリット2.丁寧な仕事をしている姿を想像させることができる>
お礼メールを送るメリット2つ目は、1つ目で紹介した熱意の高さを伝えることができると同時に、丁寧なお礼メールを送ることで「あなたが丁寧な仕事をする人だ」という良いイメージを植え付けることができる点です。
”丁寧な仕事ができる人”というのは、どんな企業でも求められる能力です。
入社後、日々の業務や取引先に対しても同じように丁寧な仕事ができるだろうと面接担当者は判断することでしょう。
【例文】面接後のお礼メール例文|基本の書き方とポイント
就職や転職活動中、基本となる面接後のお礼メールについてまずは例文から紹介いたします。
メールの書き方で迷っているのであれば、ぜひ以下の例文を参考に送ってみてください。
【面接後のお礼メールの例文・書き方のPoint】
件名:◯月◯日の面接の御礼 氏名(フルネーム)
☝Point★いつの面接か、誰からのメ―ルなのか分かりやすい件名にする
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
☝Point★送付先の会社名・部署・担当者名を書く(担当者名が分からない場合は「面接ご担当者様」と書けば問題ありません)
お世話になっております。
本日面接をして頂きました、◯◯大学の氏名(フルネーム)と申します。
☝Point★一言の挨拶、大学名・名前を名乗る
本日はお忙しい中、面接の機会を頂きまして誠にありがとうございました。
〇〇様から伺ったお話を聞き、あらためて貴社への志望度が高まりました。
特に、面接中に伺いました「〇〇〇〇」という言葉が私の中で強く印象に残っております。
☝Point★面接してもらったことへのお礼、特に印象に残った話を取り上げる
また、質の高いサービスや社員満足度、活躍するための必要なスキルについても
理解を深めることができ、貴社で仕事をしたいという想いがますます強くなりました。
この度の面接が良い結果となった場合、一層努力し、会社の業績に貢献できればと考えております。
☝☟Point★面接で志望度が高まった旨や、「企業への熱意」を伝える
まずは、面接のお礼を申し上げたく、メールさせていただきました。
お忙しいことと存じますので、ご返信をいただくには及びません。
本日は誠に、ありがとうございました。
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大学名・学部名・学科名
氏名
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■電話番号
■メールアドレス
■住所
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以上、面接後のお礼メールの例文を紹介しました。
この例文として記載している内容はもちろんこの通り使わなくとも構いません。自分らしさが出るようアレンジして使ってみてください。
お礼メールを送るタイミングや時間帯はいつがいい?
いざ企業にお礼メールを送ろうと思ったものの、タイミングに悩んでしまいますよね。
お礼メールは面接終了後なるべく早く、当日に送るのが理想的なタイミングと言えます。
遅くなってしまっても、翌日の午前中までに送ることができれば問題ないでしょう。
ただし、面接を受けた日から”2日以上”経ってしまうと遅すぎるため、好印象は期待できません。
また、時間帯は早朝や深夜などの”業務時間を大幅に過ぎた時間帯”は避けて送るのがマナーです。
土日・祝日の営業時間外も無論、避けましょう。
いずれにせよ面接官の記憶が新しいうちに、また、最終結果が下される前にアプローチすることを心掛けましょう。
お礼メールを送る際の注意点!
お礼メールを送ることで、時には良くない印象を与えてしまう場合があります。
評価を下げかねないメール作成の注意点を紹介します。
お礼メールでやってはいけない注意点1.長文メールを送りつける行為
就職・転職活動中は採用をもらうまで受け続ける面接、何度受けても緊張してしまうものですよね。しかし、思うようにコミュニケーションが取れなかったからといって伝えきれない思いをお礼メールで伝えるのは不合理です。
むしろ、面接でのパフォーマンスが良くなかった理由を必死に弁解するようなお礼メールを送ってしまった場合、面接担当者に良い印象を与えることはないでしょう。
どんなに伝えたい内容であっても、お礼メールにはあくまで”感謝の気持ち”を伝えるだけにとどめておけると良いでしょう。
間違ってもマイナス要因しかない長文メールを送りつけないように心掛けてください。
お礼メールの文章は例文でもわかる通り簡潔に、分かりやすく!が基本です。
お礼メールでやってはいけない注意点2.テンプレート例文をそのままコピーしたメール
ネットや参考書に載っている定型文(例文)をそのまま送る行為も、マイナスの印象を与えてしまうので注意が必要です。
せっかくお礼メールで伝えたいあなたの”熱意”は、定型文(例文)では伝わりきりません。
そして他の就職・転職活動者に埋もれて面接担当者の目にとまらないメール文であることも覚えておいてください。
定型文(例文)の基本を抑えつつも、自分の表現でお礼や熱意を伝えることが、どんなに聞こえの良い定型文(例文)よりも心に刺さるものです。
お礼メールでやってはいけない注意点3.社会人としてのマナーが不十分なメール
基本的なことになりますが、誤字脱字があったり件名が抜けているなど、社会人としてのマナーが不十分なメールは面接担当者に良い印象を与えません。
メールを送信する前に、企業名や担当者名は間違っていないか、誤字脱字は無いか、文章は簡潔に分かりやすく書かれているかなど再度確認してから送るようにしましょう。
【例文】面接後のお礼メールに返信が着た場合の例文
面接後のお礼メールを送った後、企業から返事が来た場合は、改めてメールを返した方が良いのか。
これに関しては、もし「返信不要」と書いてあった場合は送らなくても大丈夫です。
逆に特に記載が無かった場合は、念の為、返信をくれたことに対してお礼のメールを送った方が良いでしょう。
【面接後のお礼メールに対して返事が来た場合の例文】
件名:Re:Re:◯月◯日の面接の御礼 氏名(フルネーム)
本文:
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
お世話になっております。[氏名]と申します。
お忙しい中ご丁寧にご返信をいただき、
誠にありがとうございます。
それでは、選考結果を心待ちにしております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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大学名・学部名・学科名
氏名
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■電話番号
■メールアドレス
■住所
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返事に対するお礼のメールも、シンプルな内容で問題ありません。
送る際のマナーも、面接後のお礼メール例文で説明した通り、企業の営業時間に合わせて送ると良いでしょう。
面接後のお礼メールは好印象を与える?例文と書き方、マナーを紹介 まとめ
今回は就職や転職活動中の方へ向けて、面接後に送るお礼メールの例文と書き方のポイント、マナーを紹介しました。
お礼メールを送れば、必ずしも選考の際に有利になるとは限りませんが
正しいお礼メールを適切なタイミングで送ることができれば、印象を良くすることができます。
さらに、あなたの熱意や志望意欲の高さが伝われば、数多くいる応募者の中で一目置かれる可能性もあります。
ただし、注意点だけはしっかりと理解してお礼メールを送るようにしましょう。
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