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有効求人倍率を職種別で調査|新卒生は人手不足、人余りの職業をチェックしておこう

新卒求人倍率転職

2020.12.09

厚生労働省が毎月公表している『有効求人倍率』。
その倍率が高いほど求職者の数が少ないことを表し、就職しやすい職種だと判断できる為、新卒生や転職者にとって聞く機会の多いワードではないかと思います。

さらに、有効求人倍率が高い職種では、企業が人材を多く求めている状態にあるので経済が活性化していることが分かります。それに対し求人倍率が低い職種の場合は、経済も停滞しているという状況であることが分かるのです。

ここでは2020年12月1日、厚生労働省が公表した有効求人倍率を元に、人手不足が深刻な職種や採用難易度の高い職種などそれぞれ職種別に紹介いたします。
そもそも「有効求人倍率」ってなに?という方の為にも、その定義や計算方法を解説します。

先がまだまだ見通せない新型コロナウイルス、今後の「有効求人倍率」はどのように変化していくのか、労働市場の動向に注目し情報収集をしっかりと行い戦略的な就活、転職活動を行いましょう。

「有効求人倍率」とは?その定義と計算方法

「有効求人倍率」とは、全国のハローワーク(公共職業安定所)に登録している求人数と求職者数から導いた就職状況のことで、厚生労働省ではその求人数の倍率を毎月「有効求人倍率」として公表しています。

求職者1人あたりに対し何件の求人広告があるかを数値化することで、”就職、転職においての難易度”の目安となる指標を示し、計算式は以下の様に有効求人数を有効求職者数で割って算出します。

<有効求人倍率の計算式>
ハローワークを利用して求人募集する仕事の数(有効求人数)÷ハローワークに登録している求職者数(有効求職者数)=有効求人倍率

例えば、求職者50人に対し求人数が100件あった場合、有効求人倍率は2.0倍になるということになります。これは2つの求人が1人の求職者を取り合うイメージですね。

つまり、人手不足により積極的に求人募集を行う企業が多いときは、有効求人倍率が「1」を上回るので「就職や転職がしやすい」傾向にあることを示しており
反対に、有効求人倍率が「1」よりも下回っていると、その職種では求人募集を行う企業が少ないことを意味するので「就職や転職がしにくい」ということになります。

有効求人倍率は、日本の景気に比例して動いているので景気の動向を知るうえでも重要な指標になります。

新卒必見!有効求人倍率が高い職業(職種別ランキング)

厚生労働省「職業別一般事業紹介状況[実数](除パート)」の2020年10月度のデータを元に職種別の有効求人倍率を比較し人材の過不足をランキングにまとめてみました。

有効求人倍率が高い職種ほど人材確保に苦戦しており、就活中の新卒生や転職者にとっては採用難易度の低い職業であることを意味しています。

1. 建設躯体工事         9.60倍
2. 採掘             7.68倍
3. 保安             6.45倍
4. 土木             6.29倍
5. 建築・土木・測量技術者     5.86倍
6. 建設・採掘            5.49倍

2020年の有効求人倍率第1位の「建設躯体工事」は、解体工、トビ職、鉄筋工、型枠大工などが該当します。「9.60倍」ですと、10社が求人募集を行っても1社しか人材確保できないという超人手不足な状況になります。
そんな人手不足が深刻な建設業界は、賃上げにより人材を集めやすくなった半面、既存社員の転職リスクが高まっているという。今後も人手不足は深刻化していくでしょう。

2位の「採堀」は、砂利や砂、粘土採取作業員、採鉱作業員などが該当で、3位の「保安」は交通巡視員や警備員が該当します。

その他、機械整備・修理(3.82)、社会福祉(3.12倍)、介護サービス(3.23倍)、輸送・機械運転(1.78倍)なども有効求人倍率が高い傾向にある職業でした。

新卒必見!有効求人倍率が低い職業(職種別ランキング)

有効求人倍率が低い職業は、求人広告を出している仕事の数に対して働きたい人の数が多い為、就活や転職の際の難易度が高く、企業側からすれば採用活動が比較的に難しいことを意味します。

1. その他の運搬等        0.19倍
1. 美術家、デザイナー         0.19倍
3. 一般事務           0.22倍
4. 事務用機器操作        0.23倍
5. 機械組み立て         0.37倍
6. 船舶・航空機運転         0.38倍

有効求人倍率が低い職業第1位は「その他の運搬等」で公園・ゴルフ場作業員や食器洗浄係、ピッキング作業員などが該当します。
また、同率の「美術家、デザイナー」のように、後々個人事業主やフリーランスとして活動できる可能性が高い専門性のある職業は総じて有効求人倍率が低い傾向にあることが分かりました。

3位の「一般事務」では医療事務や人事、総務などが該当し、やはり安定した仕事であるオフィス系の事務職はコロナ禍によるリモートワークにも対応可能な職種であるため、人余りも深刻な状況です。そして未経験者にとっては特に狭き門であるため、事務職を狙っている新卒生は実務で求められるスキルを有しておくなどの努力が必要です。

その他、ロボットや人工知能(AI)の開発が進む製造業界(製造技術者)でも0.56倍と、1倍を下回っており、昨年に続き低い状況が続いています。

出典元:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

有効求人倍率から労働市場の傾向を探り、就職活動に活かそう!

今回は、有人求人倍率が高い職業、低い職業を職種別にランキング調査してまいりました。

有効求人倍率をみればどの職種が狙い目なのか、はたまた採用難易度(競争率)の高い厳しい職種なのかどうか、そして世の中の景気や労働市場の状況まで読み取ることができますね。

また、求人倍率の高い職業では人材確保に向け、同業他社がライバルとなります。

働き方改革が求められるこの時代に合わせ、新しい福利厚生の導入や条件面の調整、新卒生や転職者が求めている働き方は何なのか等、常に先を見通して同業他社との差別化を図りましょう。

評判DBでは、各企業ページにて働き方改革への取組内容や社会貢献活動など細かくアピールすることができますので新卒採用や中途採用の際にも、お役立てください。

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