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withコロナ時代、企業選びの優先順位はどう変わった?転職を失敗させないコツを解説

Withコロナ企業選びの優先順位転職

2021.10.22

\\ 転職活動で企業を選ぶ際、何を基準に優先順位をつけていますか? //

「仕事内容、やりがい」
「企業規模、知名度」
「年収、待遇」
「働き方の自由度」etc.

転職において“何を優先したいのか”は人によって様々で、一度希望条件を考え始めると会社の雰囲気や通勤時間、福利厚生にはあれが欲しいなどなど・・・気づけば増えていく一方ではないでしょうか。

それなのに全ての希望条件を満たせるような完璧な企業は存在せず、何を優先したいのかどこなら妥協できるのか、自分の中で明確な優先順位を決めておかなければいつまでも転職先が決まらず、決まってもミスマッチで早期退職なんてことも考えられます。

そしてコロナ禍の現在、働き方の多様化と価値観が見直されたことで企業選びの優先順位も変わりました。
本記事では、コロナ禍で変化した企業選びの優先順位と転職を失敗させないコツ、将来性のある業界について解説します。

苦労して転職先を見つけたのに「失敗した」「もう辞めたい」と悔いが残ることのないよう、参考にしていただけたら嬉しいです。

転職活動中の企業選びで重要な「優先順位」とは?

企業選びの「優先順位」とは、勤務条件や給与、福利厚生といった企業を選ぶときの『要素』です。

これは“企業選びの軸”とも呼ばれており、企業側も「どんな軸を持ち転職活動を進めているのか」その考え方に注目している事が多く、面接会場でも企業選びの軸について質問されることがあります。
そのため面接対策という観点からも、企業選びの軸(優先順位)を決めておくことはとても重要だといえます。

【例】
第一優先:仕事内容
第二優先:給与
第二優先:職場環境

例えば上記のように、絶対にゆずれないポイントを絞って一位、二位、三位と優先順位をつけることで自分の中で何が重要なのかを明確にします。決めたあとは優先順位に沿って企業を選定していけば効率的にスムーズに転職活動を進めることができるのです。

逆に優先順位を決めずになんとなく転職を行った場合、入社後、会社に対する不満が募り「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを起こしやすくなるでしょう。

自分の努力を無駄にしない為にも企業選びの優先順位を決めることはとても重要なのです。

コロナ前とコロナ後、企業選びの基準はどう変わったのか

2020年、コロナ禍を受けて会社説明会やイベントなどが次々と中止、延期となりさらに景気の落ち込みで採用活動すら行わない企業も出てくるなど、求職者側にとっても企業側にとっても苦しい年となりました。

2021年~2022年の傾向としては、サービス業や航空業界、旅行業界などが採用枠を減らす一方でIT・Web業界や医療・衛生用品業界、物流関係など、需要が大きく伸びた業界は採用人数を増やすなど、コロナ禍で業績が伸びた企業とそうでない企業とで分かれる結果となっています。

またコロナウイルス感染防止の観点から、テレワークや時差通勤などの取り組みを行う企業が増えるなどコロナを境に社会全体の価値観や働き方、あらゆる仕組みが変わりました。

では、コロナが到来する前と後、“企業選びの軸”はどう変わったのか見ていきましょう。

<コロナ前>

  • 【仕事内容】・・・魅力のある仕事かどうか、スキルは適しているかなど
  • 【給与】・・・月収、昇給、賞与、各種手当など
  • 【職場環境】・・・会社の社風、雰囲気、人間関係など
  • 【勤務条件】・・・勤務地、勤務時間、福利厚生、休日休暇など
  • 【会社の魅力】・・・企業規模や知名度、社風やビジョンとのマッチ度など

<コロナ後に重視され始めた企業選びの軸>

  • テレワークやリモートワークが導入されているか
  • フレックスタイム制度や時短勤務などの福利厚生の柔軟性はどうか
  • コロナ禍という危機の中でも影響を受けにくい、将来性のある企業かどうか
  • 副業が認められているかどうか

このようにwithコロナ時代では、新たなる企業選びの軸が確立されています。

もちろん優先順位もこれまで通りとはいかないでしょう。

withコロナ時代|企業選びにおける優先順位の決め方はコレ

企業選びの軸に優先順位をつけて効率的な転職活動を行いたいものですが、「自分にとっては大切なものばかり」と何を優先すべきなのかいまいち分からない方もいると思います。

そこで、コロナ禍の企業選びにおける優先順位で、上位に入れて考えたい“軸”を紹介します。

会社の社風(方向性や考え方など)が自分に合うかどうか

企業選びの優先順位としてまず上位に入れておきたいのが、会社の社風(方向性や考え方)が自分と合っているかということです。

社風とは、単に会社の雰囲気のことを指すのではなく創業から培ってきた文化や価値観のことを表し、それは「体育会系」「アットホーム」「風通しが良い」などの従業員が感じる空気感として伝わってくるもの。

社会人になると一日のほとんどの時間を会社で過ごすことになるので、会社の社風が自分に合わなければ仕事のやりがいや給与面といったこと以前に、職場に毎日出社すること自体が辛くなってしまうでしょう。

転職後、長く働き続けたいと考えているなら会社の目指す方向性や考え方が自分の目指す将来像とマッチするのかどうか優先して考えてみましょう。

働きやすい待遇があるのか、自由度はどうか

自分の働きやすい職場環境が用意されているのかどうかというのは、企業選びの優先順位として上位に入れて考えておきたいとても重要な要素です。

“やりたい仕事に就ければいい、その他のことは二の次だ”と考える人もいるかもれません。

確かに仕事に対してやりがいや充実さがなければ毎日楽しくはないですよね。
モチベーションを維持しつつ長く働いていくためには、仕事内容以外の部分も大切です。

  • 給与や賞与、昇進といった待遇面
  • 評価制度の充実度
  • 勤務時間や残業時間などライフワークバランス
  • 休暇制度や各種手当など福利厚生の充実度

これらは優先順位の上位にいれて考えておきたい項目なのです。

特に働き方の多様化が進むコロナ禍において、テレワークの導入やフレックスタイム制度、副業推奨など社会の需要に合った働き方改革を行っているのかどうか、という部分も重視して考えておきたいですね。

結婚や出産、育児、介護といった仕事以外のプライベートな人生設計を充実させるためにも「金銭的」「時間的」「精神的」な余裕の持てる待遇面や福利厚生がある企業を優先順位の上位に入れて考えましょう。

自身のスキルアップが見込めるかどうか

企業選びにおいて、自己成長していける会社なのかどうかはとても重要な項目です。
なぜなら現状の自分のスキルに満足していたとしても、年を重ねるごとに周りの成長に取り残され将来的に一社会人としてついていけなくなってしまう可能性があるからです。

家族を養う、家を買う、車を買うなど将来を考えると今よりずっとお金がかかるものです。
それを補っていけるのは“自分自身の成長”しかありません。

資格取得などでスキルを磨き社会人としてステップアップしていければ年収も増え、年齢に見合った生活を送ることができるはずです。

きっとそれは今後訪れる転職活動の際にも有利に働くことでしょう。

転職するなら「将来性」を重視して伸びる業界を選ぼう!

新型コロナウイルスが社会そして企業に与えた影響を目の当たりにして“将来性のある会社かどうか”を重視して考えるようになりした。

この将来性のある業界として高い注目を集めたのが「IT・Web業界」。

コロナ禍を受けIT業界やそれに関わる職種の業績は軒並み上昇しており、転職先としても注目度の高い業界となっています。
そして将来性があり成長している業界は新たな技術(スキル)を取得しやすく、高収入が期待できるといったメリットもありますが、まだまだ人手不足なのが現状です。

またIT・Web業界の他にも、コロナ禍により需要が高まった業界はあります。

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による営業時間の短縮で全体的に低迷した飲食業界は将来性のない業界の代表格に位置付けられましたが、その一方で「フードデリバリーサービス市場」の拡大など新たなビジネスモデルが形成されています。

さらにステイホームや外出自粛を受け、自宅で過ごす時間が増えたことでYouTubeやHulu、Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+などの動画配信サービスに加え、「あつまれどうぶつの森」などオンライン上で人と交流ができるゲーム業界の需要も高まりました。

中でもNetflixはオリジナルコンテンツが充実しており「梨泰院クラス」や「愛の不時着」「イカゲーム」など大ヒットを続出しています。

今後も動画配信サービス、ゲーム業界の将来性は良好でしょう。

最後に

本記事ではwithコロナ時代の企業選びの優先順位と、将来性のある業界についてご紹介しました。

  • 会社の社風(方向性や考え方など)が自分に合うかどうか
  • 働きやすい待遇があるのか、自由度はどうか
  • 自身のスキルアップが見込めるかどうか

同じ業界でも労働環境や仕事内容によって将来性は全く異なるものですから、これら優先順位を上位においた企業選びを行い、楽しく長く働くことができるようなマッチ度の高い会社を探し出しましょう!

将来性のある会社は仕事を失いにくく、高収入も期待できるという魅力があるため転職の難易度は上がっていますが、企業が欲しい優秀な人材となれるよう必要な資格やスキルを磨き、いち早く準備をはじめることが大切になります。

転職活動に有利な資格についてはこちらのコラム記事をご参考ください。
▶『資格取得で転職が有利になる?有利な資格を業種別に紹介』|評判DBコラム

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