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資格取得で転職が有利になる?有利な資格を業種別に紹介

就活資格転職

2020.06.16

「資格」を持っていれば自身のスキル能力や専門的な知識があることの証明になり、転職の際に有利になる可能性があります。

しかしながら、資格であればどんな資格でもいいという訳ではありません。
業界や仕事内容に見合う資格取得が、転職を有利に進めるための鍵となります。

例えば、既に資格取得しているものが「アロマテラピー検定」「ビューティーアドバイザー」なのに、応募職種は不動産営業だった場合、関連性が全く異なるため採用担当者は違和感を感じることでしょう。転職に有利に働くことはありません。

このように、関連性の異なる資格ではなくあなたの希望業種にマッチする資格取得を目指せば転職活動を有利に進めることができます。

現在日本では約3千種類と様々な資格がありますが、資格取得によって転職が有利になったり、入社してからも活躍できる資格を、業種別に紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。

資格取得で転職を有利に①|営業職

TOEIC(トーイック)

TOEICは、日本で最も広く知られている非英語話者を対象としたコミュニケーション能力テストです。
近年は海外展開する企業が多くグローバル化の進む世界で、海外のクライアントとのコミュニケーションが取れたり、海外に向けた営業の仕事が取れるといったビジネスに生かせる実践的な英語力を評価してもらえる資格です。

平均値 中央値
外資系で働く人が持っているTOEICスコア 768点 800点
外資系で働く人が必要だと思うTOEICスコア 708.19点 700点

上記の表が、外資系で働く人を対象に行った調査結果となります。

実際に外資系で働く人が持っているTOEICスコア平均が、768点に対し、必要だと感じるスコアは708.19点と外資系で働く人が持っているスコアより下回りました。

引用:英語学習ひろば|【外資系会社の実態】外資系会社で働く573名を対象に調査

600点以上が一般的な目安となりますが、“外資系企業で働くうえで必要なTOEICスコアは何点なのか”「英語学習ひろば」が独自調査した結果を見てみると、実際に外資系企業で働くには「708.19点」程のスコアがないと業務ができないと感じているということが分かりました。
その為、外資系会社の転職を考えている方にはTOEIC700点以上は持っておきたいところですね。
800点以上取れていたなら、英語力を武器!と言っていいでしょう。

TOEIC(トーイック)についての詳しい内容はこちら】

中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の経営についての知識を多面的に知ることが出来る資格です。
転職や就職活動だけではなく、現職でのキャリアアップを目指す場合にもおすすめと言えます。
営業職はもちろんとして、経営コンサルタントとしても重宝されている資格でもあります。

中小企業診断士についての詳しい内容はこちら】

ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャル・プランナーとは、投資、不動産、住宅ローン、教育、相続、生命保険などのあらゆるお金を運用する上でリスクに備えるための相談に乗り、プランニングを作成する専門家のことをいいます。
営業の中でも不動産業界や保険業界といった、個人に対して商品を販売する業種において活かす機会が多く、ファイナンシャル・プランナーで学んだ知識は一生涯で自身の家計に役立つことでしょう。

ファイナンシャル・プランナーについての詳しい内容はこちら】

宅地建物取引士

宅地建物取引士(略称:宅建)は、不動産の契約をする際に必要な国家資格です。
法律に関わる専門知識(重要事項説明など)を取引相手に説明することが可能になり、
相手が損をすることなく公正に取引ができるようサポートする立場となります。

キャリアアップはもちろん独立開業をすることもできるので仕事の幅がぐんっと広がり、やりがいのある仕事が待っているでしょう。

宅建の資格を持っていることで、毎月数万円の資格手当が付く企業がほとんどです。
ただ、合格率は毎年15~17%程で、一般的に難易度の高い資格とされています。

宅地建物取引士についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に②|経理職

日商簿記検定

日商簿記検定は、経理関連や財務の基本知識が身に付き、企業で働く人にとっては必須項目といえる資格です。企業の経理職や事務職だけでなく管理部門や営業にも役立つと、日商簿記の資格所有者を高く評価する企業が増えています。

また、日商簿記1級合格者には税理士試験を受ける権利が与えられる為、税理士や会計士を目指す人にとっては欠かすことのできない資格となります。

日商簿記検定についての詳しい内容はこちら】

BATIC(バティック)

BATIC(国際会計検定)とは、東京商工会議所が主催する会計に関する検定。
IFRS(国際会計基準)に関する知識や英文簿記といった英語での会計スキルを測るものです。

グローバルな知識を身につければ転職の幅が広がり、外資系企業への転職の他、国際的なM&Aを手掛ける企業など様々な場面で役に立つ資格です。

また、BATICの試験は英語で行われ、TOEIC同様合否の判定ではなく1000点満点のスコア制となっており、高スコアであるほど活躍できる人材であると採用担当者に印象付けることができます。

BATIC(バティック)についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に③|事務職・管理部門職

MOS

MOS(Microsoft Office Specialis)とは、WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスのスキルを証明する事ができる資格です。

MOSには「Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlook」と5つの項目とレベルがありますが、一般的にはWord・Excel・PowerPointの3つの資格を持って入れば転職活動の際にアピールできるでしょう。

特に事務職や管理部門で活躍できる資格ですが、営業での資料作成やプレゼンテーション等においても活躍できる資格です。どの業種でも持っておいて損はないでしょう。

MOSについての詳しい内容はこちら】

秘書技能検定

秘書技能検定は、ビジネスの場で必要となる一般常識や接遇、技能、来客対応、電話対応といった様々なビジネスマナースキルを学ぶことができ、秘書を目指す人だけではなく幅広いビジネスシーンで使える資格です。

試験問題を通して”人に良い印象を与える接し方”も学ぶことができるので、就職活動中の学生にとっては面接時にも落ち着いた対応ができるでしょう。

そして、これから秘書技能検定を取得しようと考えている人は2級以上を受験することをおすすめします。

更に準1級や1級を取得すれば、難易度が高いものの、企業へのアピールもより有利となるでしょう。

秘書技能検定についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に④|IT・エンジニア職

基本情報技術者

基本情報技術者とは、経済産業大臣が行う国家資格で「情報処理技術者試験」に区分されています。
IT・エンジニア業界で働くために必要な基本的な知識や情報処理に必要となる論理的な考え方ができるか否かを試され、エンジニアとして基礎教養があることが証明できる資格です。

エンジニア職に就きたいと考えている学生、転職者ならまず初めに取得しておきたい入門資格といえます。
ただ、毎年の合格率は20%~30%程度と言われており、未経験者である場合は難しいと感じる人が多い為しっかりと勉強の時間を用意しておくと良いでしょう。

基本情報技術者についての詳しい内容はこちら】

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士とは、最新の情報セキュリティに関して技能や知識などのスキルを有した人材であると証明する国家資格です。
サーバー攻撃対策など、現在日本で最も力を入れている分野なのです。

ちなみに国内で実施されるセキュリティ関連の資格の中では最難関とされています。
ただ、国家レベルで力を入れている資格なので頑張って勉強し合格した際には色々な場面で有利になること間違いなしでしょう。

情報処理安全確保支援士についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に⑤|飲食・サービス業界・物流・小売業界

調理師

調理師は、調理や栄養に関する知識や衛生管理を行うことができる資格です。

飲食業界では有名で、調理師免許を持っていないと調理現場で働くことができないところもあります。
また、飲食業界の他にも介護施設や保育園、学校や企業などの食堂での調理の仕事に就きたいと考える人にとっても役に立つので取得をおすすめしたい資格です。

但し、調理師免許を取得するには飲食店等で2年以上の調理の実務経験を積んだ後調理師試験に合格するか、調理師学校を卒業する必要があります。

調理師についての詳しい内容はこちら】

サービス接遇検定

サービス接遇検定とは、接待やサービスに必要なコミュニケーション能力や専門知識を認定する資格です。

サービス業以外にも、営業や不動産といった対人スキルが必須となるあらゆる業種に役に立ちます。
特に、質の高い接客レベルが求められる企業ではサービス接遇検定をとっておくと間違いないでしょう。
ちなみに、1級まで取得すれば店長クラスの専門知識があることを証明することができます。

サービス接遇検定についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に⑥|建築系

危険物取扱者

危険物取扱者とは、危険物を取り扱う場合に必ず必要となる国家資格です。
例えばガソリン、石油、過酸化水素、化学薬品、工場現場や工場での取り扱いなどが可能になります。

また、「甲種」「乙種」「丙種」と、取り扱う危険物によって種目が異なるものなので自分の目的に応じた資格を取得するようにしましょう。

危険物取扱者についての詳しい内容はこちら】

資格取得で転職を有利に⑦|広報・広告系

PRプランナー

PRプランナーは、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会主催の、広告・PR業務の基本的な知識や実践的なスキルを身につけることができる資格です。

PRプランナーの資格取得者は、仕事に必要なスキルや知識を一定基準以上で有しているという証でもある為、転職やキャリアアップにはもちろん、入社後もクライアントやビジネスパートナーからの信頼も厚いものとなるでしょう。

PRプランナーについての詳しい内容はこちら】

ウェブ解析士

ウェブ解析士とは、ウェブマーケティングにおいての専門用語やアクセス解析の知識、ウェブ解析データ等を活用し、課題や改善点を明確にしたうえ成果に繋げるというような、ウェブマーケティング上の正しい判断ができるスキルを証明する資格です。

この資格があれば、広告業界への就職や転職が有利に働くことは間違いないでしょう。

ウェブ解析士についての詳しい内容はこちら】

資格取得にかかる費用とは?メリットはあるのか

資格取得にかかる費用は「受験料」だけではありません。
資格取得を成し遂げるためにはさまざまな勉強をしなければならず、合格までにはさまざまな費用がかかってしまいます。

では実際に資格取得までにかかる費用にはどんな項目があるのでしょうか?

資格取得にかかる費用

①問題集や参考書などの教材購入費用

⇒教材費以外にも、工具や機器などの材料費が必要な資格もあります。

②講座受講料や資格学校

⇒資格取得を目指せる資格講座やセミナーに通う費用だったり、中には資格学校に通わなければならない資格もあります。

③資格学校への通学費、試験会場まで行く交通費

⇒通信で学べる資格もあれば、専門学校に通う必要のある資格もあります。また、試験会場にもよりますが交通費で数千円かかってしまうことも。

④資格試験の受験料

⇒受験料は資格によってさまざま。(数千円から1万円以上)

企業によっては資格手当が貰えることも

企業によっては、福利厚生の一つとして「資格手当」が支給される場合があります。
資格手当とは、業務に活かせる資格・業務に必須な資格を取得した社員に対し、企業が任意で支給するものです。

業務に必要な資格取得をした場合は、転職に有利になるだけでなく、入社後の給料にも反映される可能性もあるということです。
この「資格手当」は、社員の質を上げる事に繋がるものとして導入している企業が増えているそう。
転職の際は、募集要項の手当の部分にも注目してみてください。

希望する業種への転職に有利な資格を取得し、年収UPを狙おう!

あなたの転職に有利になりそうな資格は見つかりましたでしょうか?
「資格」という味方がいれば、ここぞという面接時にも強い糧になってくれることと思います。

ただ、受験をする前に今一度、本当に必要な資格取得であるのか、有利になる資格なのかをしっかりと見極めることが重要です。

なぜなら資格取得に必要な勉強時間の平均は週20~30時間と言われていますから、その職種に就く為に必須条件である医師免許やパイロット免許の様な資格でない限り
資格取得に時間を費やし過ぎることで転職活動が長引き、せっかくの機会も損失させてしまう可能があるからです。

行き詰ったら今の職場でもっと実績を積んだり、未経験からでもOKな転職先で実績を積む方が結果的に転職活動の成功に繋がることもあります!

それに、あなたが思っている以上にあなたのスキルや市場価値は高く
意外と資格を取得しなくてもキャリアアップができちゃうなんてことも多い話です。

資格取得がゴールでなく、転職活動を有利に進めるための武器となるよう活用してみてください。

評判DBでは質の高い企業の情報を揃え、あなたの転職活動が成功するようこれからもサポートを続けて参ります。

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