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オンライン面接で優秀な人材を見極めるには?具体的な質問例と注意しておきたいポイントを紹介

人事採用採用活動

2023.07.27

新型コロナウイルス感染症の影響によって人材採用の常識が大きく変化し、非対面・非接触によるオンライン面接を実施する企業が増えました。

オンライン面接の導入当時は、どこの企業もいかにオンライン面接に対応していくのかが大きな課題でしたが、現在ではオンライン面接での対応もすっかり定着しています。

しかし、対面で行う面接に比べて圧倒的に“情報量が劣る”というデメリットから応募者の見極めが難しいなど、そのクオリティが問題視されているのです。

この記事では、オンライン面接で優秀な人材を見極めるポイントや具体的な質問例、注意点についてご紹介いたします。

応募者全員がよく見えてしまいがちなオンライン面接の「落とし穴」

対面で行う面接の場合、面接会場に応募者が入室するタイミングから礼儀作法、仕草や表情、声の大きさまで見る事ができますが、オンライン面接ではいきなり画面越しに応募者と対面することになります。

もちろん表情や姿勢は整った状態からのスタートなので、服装や髪型、化粧など、身なりが乱れている応募者はほとんどいません。

就活女子
就活女子
面接会場って凄く緊張しちゃうけど、
自分の家だったら自然とリラックスして面接できてるかも!
そうそう。オンライン面接は応募者側にとって利便性が高いんだ。
ディービくん
ディービくん

このように、オンライン面接では人事よりも応募者にとって好条件な環境で行われるために、どの方もよく見えてしまうという難点があり、応募者の見極め方に苦戦する担当者が多いのです。

オンライン面接で優秀な人材を見極めるポイントと質問例

採用活動を行う上で応募者の素行や身なりは重要な情報ではありますが、あくまでも参考程度にすぎません。
最も重要なのは「会社の業績や周囲にとって良い影響を与えられる人材かどうか」という内面的な部分です。

時代の変化が目まぐるしいwithコロナ時代では、「目標の為に主体性を持って行動できる力」「柔軟な思考力」そして「広い視野で挑戦し続けられる人材」が求められているのです。

では、オンライン面接で優秀な人材を見極めるポイントと質問例をご紹介します。

自発的に成長できる、向上心がある

オンライン面接では、自発的に成長できる人材かどうか見極めることが大事です。

優秀な人材は過去の失敗体験を振り返り、良くなかった点を分析、改善策を考えて次に活かそうと自発的に成長していくことができます。また、失敗を他人に転嫁することもしません。

そういう人材は入社後も即戦力となって活躍する可能性が高いといえます。

そのため、オンライン面接では過去の実績や失敗経験などを質問し、その考え方や行動特性を見出すと良いでしょう。

オンライン面接で使える質問例
・失敗した経験、成功した経験は何ですか?
・成功体験→成功した要因は何だと思いますか?
・失敗体験→その失敗から学んだことはありますか?

明確な目標を持っている

オンライン面接で優秀な人材を見極めるには、明確な目標を持っているかどうかという部分にも着目しましょう。

仕事や人生において成し遂げたいことや目標が明確に定まっている人というのは、大きい目標だけでなく日々の小さな目標まで具体的に設定し遂行し続けています。

つまり、与えられた仕事に対し物怖じせず、モチベーションを維持しながら積極的に取り組むことができる人材といえます。

オンライン面接で使える質問例
・将来の目標やキャリアの目標は何ですか?
・この仕事を通して、将来どのような自分になっていたいですか?

自己肯定感を持ち、謙虚さも忘れない

優秀な人材を見極めるには、自己肯定感を持ちつつも謙虚さも忘れない人かどうか注目しましょう。

自己肯定感がある人は、誰かの目を気にすることなく自分に対して真剣に向き合い、考えられる人です。
そのため、どんな仕事に対してもブレることなく取り組むことができるのです。

また自己肯定感を持ちながらも、周囲のアドバイスや意見を素直に受け入れる心の余裕も持ち合わせているため、感謝と謙虚な気持ちも忘れません。

オンライン面接で使える質問例
・プライベートではどのように過ごしていますか?
・物事に迷った時、どのように意思決定しますか?
・あなたの考えがガラリと変わった経験はありますか?
『優柔な人材』の定義は企業ごとに異なるものですが、内面的な部分に着目しながらオンライン面接を進めるようにしましょう。

オンライン面接で注意しておきたいこと!

次に、オンライン面接で優秀な人材を見極める際に注意しておきたいポイントを4点ご紹介します。

ディービくん
ディービくん
オンライン面接は採用担当者の採用スキルが重要なんだ!

意図が伝わるような質問を意識!

オンライン面接ではスムーズな会話のキャッチボールができない前提で進めることが大切になってきます。

そのため、アイスブレイクを意識しすぎたり距離感を縮めることを考えるよりも、どんなことを聞きたいのか、その意図が明確に伝わるような質問を意識するようにしましょう。

オンライン面接で受ける「好印象」には注意!

応募者が新卒や20代である場合、対面で行う面接よりもオンライン面接に慣れている可能性があります。

オンライン面接でのコミュニケーションに慣れているということは、画面越しには好印象でも対面でのやり取りが苦手な可能性もあるので注意が必要です。

組織という場所で仕事を円滑に進めていくため「マナー」や「協調性」に問題がないかなど、十分に確認しておきましょう。

飲食業や営業職など、人の前に立つ仕事なら清潔感にも注意!

オンライン面接となると応募者の指先や髪型、服装、そしてニオイといった細かい部分までは把握することができません。

人の前に立つ仕事であれば「清潔感」はとても重要ですから、画面越しに確認できない場合は一度対面で会ってみることをおすすめいたします。

トラブル時の対応力にも注意!

オンライン面接では、通信障害によって相手の声や画面が途切れてしまうなど、トラブルが発生することもあります。
そうした時にも慌てずメールや電話で連絡してくれるかどうかといった、トラブル時の対応力も大切です。

オンライン面接で優秀な人材を見極めるには面接官のトレーニングも大事!

今回はオンライン面接で優秀な人材を見極めるポイントや注意点について見ていきました。

オンライン面接は応募者の情報量が少なく、双方にとってコミュニケーションが取りづらいといったデメリットがありますが基本的な進め方は対面で行う面接と同じです。

優秀な人材か否か見極めるため、今回紹介した質問例以外にもさまざまな質問を投げかけ、自社で活躍していけるのかどうかの判断材料にしましょう。

そのためには面接官側も研修を行い、オンライン面接がスムーズに実施できるようトレーニングしておくことをおすすめします。

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