新入社員のみなさま、この度は入社おめでとうございます。
そして不安ばかりの日々をお過ごしかと思います。
でも安心してください。新入社員には苦労と悩みはつきもので、筆者も新人の頃は毎日が不安で失敗も多く先輩や上司に迷惑をかけてしまっていました。
ですが月日は経ち、今度は自分が先輩となり後輩たちを引っ張って行けるようになったとき気付いたことがあります。
それは、新入社員が失敗をしたり、悩みを抱えるのは当たり前で、むしろ、早めに失敗に慣れておくことが大事。そして最も重要なことは『失敗した後の行動』だということです。
今回は「失敗」から学べること、そして新入社員が悩みやすい3つの壁と解決方法ついてお伝えしていきます。
新入社員が失敗をするのは当たり前!重要なのは、その後どう行動できるのか
社会人としての経験と知識がない新入社員は特に失敗が多く、自信が持てずに不安を抱えるのは当たり前なことです。たとえミスが続きできないことが多くても、自分を責めたり落ち込みすぎることはありません。
実はビジネスシーンにおいては、「失敗した(><)」という場面こそ最も成長できる場面ですから、どんどん挑戦して失敗を重ね、むしろ早めに失敗に慣れておくことが重要なのです。
その理由は簡単で、うまくいかない時ほど「悔しい。もっとうまくやろう」「先輩や同僚に迷惑をかけたくない」と自分の能力を向上させようとするからです。
自分に何が足りてなかったのか原因を分析し突き詰め、客観的に観察し解決方法を見つけ出すその行為こそが成功への道なのです。
このように失敗に対して向き合うことは凄く大切なことで、このプロセスを経た先に思考力や分析力、計画力、対応力などの向上が待っているのです。
ちなみに企業側も「新入社員が失敗をするのは当たり前」だとわかっているので、若い今だからこそ何事にも挑戦し失敗を糅に、自分の武器を増やしていきましょう!
新入社員が悩みやすい3つの壁と解決方法
社会人として働き始めると、幾度たる悩みの壁が立ち塞がります。
ここでは新入社員が悩みやすい3つの壁と、その解決方法についてお伝えします。
人間関係・コミュニケーションの壁
社会人になったら、上司や同僚、取引先、外注先など様々な人と関わります。
そんな中にいると当然、気が合う人や苦手な人が出てくるもの。
例えば上司との相性が合わなかったり、無視されたり、陰口を言われたりと様々な種類の悩みを抱きがちです。
関わる人全員が全員、自分にとって“良い人”であるとは限らないということを理解の上、人間関係をうまく築けず悩んでいる方は以下の3つを実践し良好な人間関係が築けるよう努力してみましょう。
①明るい表情と声で全員からイメージアップ!
「感じがよく、誰とでも距離を縮め仲良くなれる人」
「職場で良い人間関係を続けられる人」
そんな人たちには明るいあいさつや表情、声のトーンなどが魅力的な場合が多いです。
これらは良好な人間関係を築く上でとても大きな影響力を持ち、相手の心も開きやすくなる効果を持ちます。
マスク着用が必須となったコロナ禍で表情が見えづらくなったからこそ、黙々と仕事だけをしていると近寄りがたい、怒っているような悪印象を与えるので、朝のあいさつから始まり仕事中の何気ない会話、そして就業後のあいさつなど、明るい表情・声のトーンまで笑顔でいる事を意識して過ごしてみてください。
②相手が理解できるような伝え方を意識する
新入社員はとにかく学ぶことが多く、分からないことばかりです。
上司からの指示や説明をしっかりと理解するためには「質問力」が重要になります。
例えば説明が長くポイントを絞りきれていない、話が脱線してしまうなどは、結局何が言いたいのか分からず上司との意思疎通が難しくなってしまいます。
そのため、何を質問するのか要件を絞り、結論から先に伝えることが鉄則となります。
また上司の席に行く前に、自分の頭の中で伝えたいことを整理してから行くようにすると、スムーズに伝達できますよ。
③報告・連絡・相談(報連相)の徹底
社会人にとって「報告」「連絡」「相談」は必要不可欠です。
新入社員であってもこの報連相を徹底していれば、必然的に社員との接点が増えコミュニケーションを取りやすい環境になります。
そうして普段からコミュニケーションをとることでお互いが相談しやすくなり、人間関係の悩みも減らすことができるのです。
自分から積極的にコミュニケーションをとることが苦手な方は、この報連相を徹底することで接点を増やし少しずつでも良い関係を築いていきましょう。
ミス・失敗への壁
新入社員のうちは仕事の全体がみえていないので、ちょっとミスをしたら「大変だっ!怒られる…」とパニックになってしまいがちです。
ですが、新入社員に任せる仕事は“ミスをしても大問題にならないような仕事”ばかりですので悩みすぎることはありません。
仮に大きな仕事を任せる場合には、先輩や上司によるチェック体制が整っているので万が一ミスを犯しても大丈夫なのです。むしろそれが新入社員を育てる上司の役目というもの。
上述でもお話しましたが、仕事でのミスや失敗は自分を向上させるためのもので、重要なのはその後の行動です。
失敗後のリカバリー方法が適切にできていれば、自分自身のスキルアップだけでなく、周囲からの信頼度や好感度も向上すものです。
そのためにはミスをした時に備え、普段から先輩や上司の行動を観察しておきましょう。
モチベーションの壁
入社後、実際に仕事をしてみたけどやりがいを感じない、希望外の部署に配属された、仕事内容が自分に合わないかも?と悩みを抱える新入社員が多くいます。
そうなると仕事に対するモチベーションが上がらず「行きたくない」「辞めたい…」と感じてしまいますよね。
モチベーションが下がっている時は悪い方ばかりに目を向けがちで、そうなるとミスが増え、さらに気持ちも暗くなり負のループに陥ってしまいます。
そんな時は、なるべく良い方に目を向ける癖をつけておきましょう。
例えば小さな目標をたくさん作り達成したらご褒美!といったように『達成感&ご褒美』を自分に与えることで充実感を得やすくなります。
それが仕事に対するモチベーションを向上させるきっかけになるはずです。
また同僚や学生時代の友人、恋人、家族など、安心して話せる相手に相談し、抱えている悩みを素直に吐き出してみてください。特に同僚は同じ悩みを抱えている可能性があるので「自分だけが辛いわけではないんだ」と前を向きやすくなります。
「退職」という選択肢の前に、本当に今退職するべきなのかもう一度考えよう
新しい環境下で日々学ぶことばかりの新入社員は、とにかく気持ちが不安定で悩みやすい傾向にあります。
業務内容や風土が合わず退職するということは今の時代、珍しくありません。
自分の気持ちを大切にして、次なるステップへ進むことは大切です。
ですが会社を辞める前に一度立ち止まって“本当に今辞めるべきなのか”自分自身に問いかけてみてください。
新入社員の退職は、その後の転職活動に響きやすく「うちに入社してもすぐ辞めるのでは?」と転職先の面接官に疑問を抱かれ、退職理由について深く問われがちです。
一時の感情や勢いで行う退職は後々後悔しやすいため、今後その悩みを解決させることができる可能性はないか?自分の思い込みだけで悲観的に捉えていないか?など、もう一度考えてみましょう。
例えば「人間関係がうまくいかない」と悩んでいる場合には以下のような解決策はないですか?
- 上司に異動希望を出して、苦手な相手と離れられる可能性はないか
- 自分一方的に苦手だと思い込んでいるだけではないか
また、「仕事が合わない」と感じる場合には以下のような事を考えてみてください。
- 環境や業務内容に不慣れで、一時的な疲れからそう思い込んでいないか
- 同僚に比べて自分のスキルは極端に劣っているのか
一人で考えることが不安な時は、上司や同僚、友人、家族など周りに相談してみるのも手です。
客観的目線から適切なアドバイスをしてもらえるかもしれません。
ただし、上司や同僚に相談する際は良くない噂が社内に広まる可能性も考え、相手選びは慎重に。
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