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就活生、合同説明会に行く意味ないは本当?

会社説明会就職新卒

2020.03.30

3月になると、全国各地で合同説明会が開催されます。
「とりあえず就活生だし参加しておこう」という理由でなんとなく合同説明会に参加し、行く意味を見出せずに終わってしまう就活生が多いと思います。
ただ、毎週のようにスーツを着て、ヒールを履いて、就活メイクをして合同説明会に行くことで「自分は就活生なんだ」という意識を高めてくれますよね。
「就活」というもの自体に慣れることができる合同説明会は、就活のスタートを切るにはピッタリのイベントです。しかし、どうすればいいかわからずなんとな~く合同説明会に参加することは、大きな機会損失でもあります。

最近では、先輩達から「合同説明会は行かなくてもいい」とアドバイスを受けた学生もいるようで、「合同説明会は行く意味ない」「時間のムダ」といった就活生の声をよく耳にします。

しっかり目的を持って合同説明会に参加すれば”行く意味がない””無駄になる”ということはありません。
今回は、就活生が悩む要素の一つでもある「合同説明会に行く意味」についてその理由や合同説明会の有意義な活用方法について解説します。

なぜ合同説明会は行く意味がないと言われてしまうのか

どうして就活生の多くが合同説明会に対して「行く意味がない」というネガティブな印象を抱いてしまうのでしょうか。
その主な理由を3つ紹介します。

合同説明会に行く意味がないと言われる理由①:有名企業のブースは人気すぎて入れない

大規模な合同説明会では、有名企業も多く集まります。
特に合同説明会が解禁されたばかりの時期は、まだまだ企業分析や自己分析不足の就活生が多く、誰もが知っているような有名企業ブースに人気が集中してしまうのも当然です。

しかし、誰もが知っているほどの有名企業であれば事業内容やブランドイメージについて、ある程度想像がつくのではないでしょうか。また、そういった企業ほど採用ページやパンフレットも力を入れて作成されている場合が多いので、企業説明で得られる情報のほとんどが得られるはずです。

合同説明会に参加したからといって選考で優遇されるということもありませんので、無理に時間を割く必要はありません。

合同説明会に行く意味がないと言われる理由②:企業説明にリアルさがなく薄い情報しか手に入らない

とはいえ、合同説明会に参加する就活生の数は多いので、企業側もひとりひとりにじっくりと対応することができません。各ブースで行われる説明の時間は企業によって定められていて、20~30分程度の場合が多く、採用ページを読めば理解できるほどの薄い内容になってしまうというデメリットがあります。

そのため、合同説明会では、わざわざ志望企業のブースに行く必要はありません。志望企業であれば、最初から個別説明会に行った方が中身のある情報を得ることができるでしょう。

就活入門編でもある合同説明会では、視野を広げるためによく知らない企業や業界のブースに行ってみることをおすすめします。

合同説明会に行く意味がないと言われる理由③:人が多くて疲れてしまう

数百社が参加するような大規模の合同説明会には、数万人の就活生が集まります。そのため、常に騒がしく人酔いをしてしまうだけというネガティブな意見が目立ちます。

特に、なんとなく参加した就活生にとっては、効率よく企業ブースをまわることができないまま疲弊するだけの行く意味のない時間となってしまうのでしょう。

合同説明会では、

  • あらかじめ目星をつけておく
  • 午前中から参加して早めに帰る
  • 就活生の動きが鈍る昼時を狙ってブースをまわる

といったように、工夫することで合同説明会を効率よく歩くことができます。

合同説明会の有意義な活用方法とは?

合同説明会に「なんとなく」で参加していても行く意味は全く見出せないでしょう。
参加者が多く、ついつい受け身の姿勢になってしまいがちですが、攻めの姿勢で参加することに”行く意味”があるのです。
ここからは、合同説明会の有意義な活用方法を3つ紹介します。

合同説明会の有意義な活用方法①:気兼ねなく質問する

合同説明会の段階では、ほとんどの企業が内定出しを意識していません。内定にひびかない合同説明会だからこそ、あれこれ気にすることなく質問することができます。

人事担当者は快く就活の相談にものってくれるはずです。あえて誰もいない企業ブースを狙うことで、人事担当者を独占していろいろな話を聞くことだってできます。一対一で話すことができれば、人事担当者の印象に強く残る可能性もあるでしょう。

また、エントリーする気のない企業であれば、すこし攻めた質問でもしやすいと思います。人事同士のコミュニティがあるので、思い切って他ブースの志望企業について質問をしてみる就活生もいるそうですよ。

合同説明会の有意義な活用方法②:他の就活生の様子をリサーチする

大規模の合同説明会であれば、志望業界に関係なく多くの就活生が参加します。
そのため、他大学の就活生がどのように就活に取り組んでいるのかリサーチする絶好のチャンスです。初めましての相手でも就活という共通の話題があれば話が弾むはずです。就活の悩みや情報を共有することで、モチベーションにもつながるでしょう。
また、他の就活生のレベルを知ることで、自分には何が足りないのか、どういう努力が必要なのかなど自己分析にもなります。

合同説明会の有意義な活用方法③:中小企業のブースを狙う

中小企業でも学生で賑わっているブースはあるので、積極的に飛び込んでみるといいでしょう。無名でも職場の雰囲気が良く好待遇な優良企業という可能性があります。
また、中小企業の場合は、人事責任者の方や役員クラスの方が参加していることもあるので、代表により近い立場の人と直接話ができるチャンスです。
面接以外で上の立場の方と話ができる機会はそうそうありません。

就活生、合同説明会に行く意味ないは本当?のまとめ

合同説明会は、「就活生だから」という理由ならば全く行く意味がありません。
目的が決まっていないのであれば、行く必要はないと思います。
しかし、目的を持って参加すれば、新しい出会いや刺激が得られる意味のあるイベントとなります。
合同説明会を有効活用できるかどうかは、あなた次第なのです。

また、幅広く企業の説明を聞くことで、自分の就活の方向性を再確認するきっかけにもなりますから、「合同説明会に何のために行くのか」目的意識をはっきりさせて、周りに流されない就活で差をつけましょう。
合同説明会が、今後の就活を左右する有意義な一歩となることを祈っています。

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