仕事をする上で〝良好な人間関係の構築〟はとても大切です。
どんな職場でも先輩や後輩、同僚、取引先など、自分が関わらなければならない相手というのは一定数いるものですが、プライベートで関わる相手とは違って、職場ではある程度価値観が合わなくても円滑なコミュニケーションを取っていかなければなりません。
しかし、中には「どうしても関わりたくない人」「苦手な人」がいる場合もあり、非常に厄介。
そこで本記事では、職場にいる関わりたくない人の特徴や関わり方、対処法まで解説いたします。
苦手だけど、仕事上関わらなければならない面倒な相手がいる人はぜひ参考にしてください。
そして、〝関わりたくない人の特徴〟に心当たりがある人は今すぐに直すようにしましょう。
どんな人にも「関わりたくない人」「苦手な人」はいる
まずは前提として、同じ職場の人だからといって〝その人を好きにならなければならない〟という決まりはありません!!
できれば自分と関わる人とは仲良く、そして良好な関係を築きたいものですが、人間関係は想像以上に複雑。簡単にうまくいくものではありませんよね。
なので、「この人は苦手だ。」と素直に認めてしまっていいんです。
〝人を嫌ってはいけない〟と思い詰めてしまうことでそれが負担となり、いざ目の前にすると精神的な疲労から余計に相手を意識してストレスを感じてしまうのです。
ただし、苦手だからとあからさまに無視したり、その人だけに強く当たるような態度ではいけません。
社会人として最低限のマナーは抑えた上で、相手とどう接すれば良いのか考えていくことが重要なのです。
職場にいる関わりたくない人の特徴8選
職場にいる関わりたくない人の8つの特徴を見ていきます。
清潔感のない人
清潔感のない人は、周りから関わりたくないと思われやすいです。
汚れた洋服やシワシワのシャツ、ボサボサの髪、さらにはキツイ体臭や口臭。
これらは職場内だけでなくクライアントなどにも悪い印象を与えてしまうものです。
またそういった清潔感のない人は「だらしない人」「整理整頓のできない人」という印象を与えがちです。
自己主張が強すぎる人
職場にいる関わりたくない人の特徴2つ目は、自己主張が強すぎる人です。
そういう人は常に〝自分の意見が正しい〟と思い込んでいるため、他人の話に耳を貸そうとしません。
さらには他人の意見を否定して自分の意見を押し通すこともあるので「一緒に仕事がしにくい」と思われてしまいます。
陰口・悪口が多い人
人や仕事に対する悪口が多いことも、関わりたくない人の特徴です。
人間誰しも不平不満を抱え、本音と建前を使い分けて仕事をしているものですが、職場で陰口や悪口、噂話ばかりしているのは社会人としてナンセンス。
そんな話を聞いて、誰も良い気持ちにはなりません。
それに悪口を言われている人よりも、悪口を言っている人の印象ばかりが悪くなってしまうものです。
そんな他人の気持ちを考えられない無神経な人は、上司からも良い印象を与えません。
人によって態度を変える人
人によって態度を変える人も関わりたくない人の特徴です。
例えば上司にはゴマをすっているのに部下にはキツく当たるというような、人によってコロコロと態度を変える人は誰からも信用されにくく、「関わりたくない」と思われてしまうでしょう。
また人によって態度を変える人というのは自分の意見も変わりやすい傾向にあり、「あの人は面倒くさい人だ」と思われてしまいます。
基本的に思考がネガティブな人
ネガティブ思考で物事を捉えるような人も関わりたくない人の特徴です。
とにかく愚痴が多く、常に否定的な意見ばかり発言するため、相手を嫌な気持ちにしてしまうのです。
また自分自身のことを貶すような発言が多いので、周囲の人までネガティブ思考に巻き込みがち。
そしてそれは表情にも表れるもので、いつも暗い顔をしている人には関わりたくない、苦手だと遠ざけられてしまいやすいです。
気分で行動する人(自己中心的)
その日の気分によって言動や態度を変えるような人は付き合いにくく、関わりたくない人だと思われてしまうでしょう。
特に仕事は社員同士のチームワークがあってこそ成り立つものですが、気分屋で自己中心的な考えの人がいると周囲の人を振り回し、良い影響を与えません。それはやがて全体の生産性低下にも直結してしまいます。
常にイライラしている人
常にイライラしている人に関わりたくないと思うのは当然ですよね。
イライラしていることで職場の雰囲気も悪くなってしまいます。
特にそれが上司だった場合は部下が仕事をしにくくなり、結果的に会社の業績にも悪影響を与えてしまうでしょう。
責任感がなく、人任せにする人
責任感がなく、人任せにする人も関わりたくない人の特徴です。
そういう人は与えられた仕事も適当に行い、トラブル発生時には自分だけ逃れようと画策する傾向にあります。
トラブルやミスはチーム全体でカバーしていくものですが、「自分の責任じゃない」と投げ出すような人は、当然評価も低くなりますよね。
職場にいる関わりたくない人への対処法4選
自分とは合わない人だと思っても、職場内でのことなのでいきなり関係を断つことはできませんよね。
そんな時は、『価値観が合わない人だ』と割り切って考えることが大切です。
対処法①これも仕事だと割り切る
あなたが関わりたくないと思う相手は所詮、〝仕事でしか関わらない相手〟です。
本当は相手の良いところに目を向けたいところですが、それも難しい場合は「これも仕事だ」と割り切って考えることをおすすめします。
そうすることで精神的に楽になり、客観的な対応ができるはずです。
対処法②自分のペースで行動する
「自分のペースで行動する」ということも、関わりたくない人への対処法として有効的です。
気遣いができるというのは素敵なことですが、相手のペースに合わせてばかりいると余計なストレスがかかり、相手に対し苦手意識が強まるだけでなく、相手側にも「この人はいつも自分話を聞いてくれる」と思わせてしまう可能性があります。
そのためできるだけ自分のペースで行動し、相手に対し真剣に対応するのはやめましょう。
そして最低限の礼儀だけは守り、それ以外はある程度距離をとって向き合うようにしてください。
対処法③あえて丁寧な対応をする
3つ目の対処法は、「あえて丁寧な対応をする」です。
関わりたくない人だからと無視したり、邪険に扱うのはいけません!
そんな態度を職場の人に見られれば「大人げない人」「器の小さい人」などとあなたの評価まで下げてしまう可能性があり、雰囲気が悪くなるうえ、かえって居心地の悪い場所にしてしまうので危険です。
そのため苦手な相手のことはクライアントや取引先の人だと考えて、あえて丁寧に接することをおすすめします。
〝お客さまだ〟と考えれば多少のことは気にならなくなりますし、もし相手が嫌な態度をしてきても周囲の人はちゃんと見ててくれているものです。
対処法④相手との接点を減らす
「接点を減らす」という対処法も有効的です。
最低限のあいさつやマナーは守った上で会話は最小限に留めるなど、お互い負担に感じない一定の距離を保つようにしましょう。
相手がしつこく話しかけてくる場合には、会話のきっかけになる共通点を無くすよう心掛けてください。
自分から近づき過ぎないようにすれば嫌な思いもしなくて済むはずです。
職場にいる関わりたくない人への対処法 まとめ
今回は、職場にいる関わりたくない人の特徴や対処法についてご紹介しました。
主な対処法としては以下の通りです。
- これも仕事だと割り切る
- 自分のペースで行動する
- むしろ丁寧な対応をする
- 相手との接点を減らす
職場の人間関係で悩んでいる人は、対処法を参考に現状に合わせた手を打ち、関わりたくない人とはうまく距離をとって過ごしていきましょうね。
そして、いくら苦手な相手がいたとしても悪口を言ったり、無視や嫌がらせをするのは絶対にNGです!
一時的にストレス発散できるかもしれませんが、自分がされて嫌なことを相手にするということは自分の評価を下げるだけです。
どうしてもつらい気持ちが消えないなら、上司に相談するようにしてくださいね。
最悪、転職してしまう手もありますが、部署異動を願い出ることも解決方法の1つです。
今の部署やチームから離れることで関わる相手も仕事内容も変わるので、今より仕事がしやすくなるかもしれませんよ。